この記事を読み始めた方の中に、
「チタンとステンレスの違いがよく分からない」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか？
それぞれ異なった特徴を持っているので用途なども変わってきます。
そこで今回は、チタンとステンレスの違いについて解説します。

チタンとは

チタンとは、チタン鉄鉱やルチルなどの造岩鉱物を主原料とする金属の1つです。
金属の中で地球を構成する地殻の成分としては4番目に多い元素です。
加工するには高い技術が必要であるため、戦後になって使用されるようになり、工業資源として幅広く使用されてきました。
特徴としては、
＊軽い
＊強度が高い
＊さびにくい
といった特徴が挙げられます。

ステンレスとは

ステンレスは、利用され始めてからまだ100年程度しか経ってないという、比較的に新しい金属です。
炭素が1.2%以下、クロムが10.5%以上含まれています。
具体的な特徴としては、
＊磁石にひっつきにくい
＊さびにくい
＊加工するには難しい場合がある
といった特徴が挙げられます。
こういった優れた特徴を活かして世界中で利用されています。

チタンとステンレスの違い

チタンとステンレスの特徴でいくつか被っているところもありましたね。
ここからは両者の特徴を比較していきます。
強度
ステンレスとチタンのどちらも強度は強いですが、基本的にはステンレスのほうが高いです。
しかし、高温の場合ではチタンの方が強度が高いです。
価格
チタンの方が高いです。
さびにくさ
こちらに関してはどちらも非常に優れた性質を持っており、優劣をつけることはできません。
重さ
重さは、やはりチタンの方が軽いです。

どのような方におすすめ？

チタン
加工する時にチタンが他の金属と異なるのは、様々な用途に利用することが可能ですが、加工するのが難しいところです。
加工する技術の高い方が使うことをおすすめします。
特徴的な用途としては、乗り物、アクセサリー、スポーツ用品など多岐にわたって存在しています。
ステンレス
ステンレスは特に溶接する際に割れることがあるので、他の金属よりも温度管理に気をつけなければいけません。
溶接が得意な方が使うことをおすすめします。
特徴的な用途としては、原子力、宇宙開発が挙げられます。

まとめ

今回は、チタンとステンレスの違いとそれぞれに適した用途ついて解説しました。
それぞれの特徴に適した使い方をしましょう。
スクラップの買取に関して何かあれば、お気軽にお問い合わせください。