チタンの買取をお考えの方の中には、
「チタンの需要動向ってどうなっているの？」
「チタンの相場について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
チタンの買取をする際は、気になるポイントですよね。
そこで、この記事ではチタンの需要と相場をいくつかご紹介します。

チタンとは

チタンとは、銀色をした金属の1つです。
世界中で活用されるようになったのはここ60年ぐらいの新しい金属です。
ギリシャ神話に現れる巨人「タイタン」由来となって、元素記号では「Ti」といいます。
地球を構成する地殻の成分として9番目に多い元素です。
日本をはじめとした世界中の工業的資源として利用されています。
特徴としては他の金属よりも軽い、硬度が高い、さびにくい、バネのような性質を持っています。

チタンの需要動向

生産量

世界的にみてもスポンジチタンの生産量は年々増加傾向にあり、現在は約18万トン生産されています。
スポンジチタンの生産主要国は上位から順に中国、日本、ロシアとなっています。
ここ数年では、中国と日本の生産量が大幅に増加しています。
日本は世界の生産量の25％のシェアを占めています。
チタン展伸材の生産量も年々増加傾向にあり、年間約12万トン生産されています。
生産主要国は上位から中国、アメリカ、日本となっています。
日本に関していうと、上記の通りチタンの生産大国といえます。

需要動向

チタンの生産量が増加傾向にあることからわかるように、需要も増加する傾向にあります。
工業、軍需、航空機の需要増加が大きな理由です。
1985年以降、出荷量も年々増加しています。
日本では主に海外輸出、工業用、自動車、電力用に出荷されています。
新規の分野への需要も増加しており、将来的にも需要が増加していく傾向になるでしょう。

チタンの相場

チタンは他の金属と比べると比較的に値段が高い金属の1つです。
また、チタンは価格の変動が大きい金属です。
通関最低価格は1キログラムあたり770円で、最高価格は1500円となっています。
10年単位で見ても価格が安定することは少なく、波があるといえます。
上記のようにチタンは値段の変動が大きいことが分かります。
2018年には需要増や原料が高騰していることが影響して、6年ぶりに価格が上昇しています。
相場は時期によって変わるので、参考程度にしてください。

まとめ

今回の記事ではチタンの相場と需要についてご紹介しました。
チタンに関して何か気になる点がありましたら気軽にお問い合わせください。