情報通信機器や液晶テレビ、さらには自動車の部品などに使用され、私たちの生活に欠かせない存在となっているレアメタルのタンタル。
そんなタンタルについて、アフリカが主要産出国であるということはご存知の方もいらっしゃるでしょう。
「そういえば日本における需要はどうなっているのかな?」
「タンタルの取引価格ってどれくらいなのかな?」
このような疑問を持っているという方はいらっしゃいませんか?
そこで今回は、日本におけるタンタルの需要と取引価格についてお伝えします。
日本におけるタンタルの需要
日本におけるタンタルの需要は2007年から2009年にかけて減少傾向にあり、2010年、2011年で増加しましたが、2012年から2014年まで減少が続きました。
しかし、それ以降から2016年までは増加傾向にあります。
日本経済新聞によると、2017年は3年ぶりに国内需要が減少しました。
2016年におけるタンタルの需要は化合物が増加していますが、粉末・塊と加工品はわずかに減少しています。
化合物の需要が増えた要因としては、SAWフィルター用のタンタル酸リチウムの需要が拡大したためです。
2007年から2016年における日本におけるタンタルの需要量は、下記の通りです。
単位は純分トン、()内は前年比となっています。
・2007年:495
・2008年:444(90%)
・2009年:355(80%)
・2010年:460(130%)
・2011年:487(106%)
・2012年:410(84%)
・2013年:339(83%)
・2014年:318(94%)
・2015年:435(137%)
・2016年:538(124%)
タンタルの取引価格
タンタルは鉱石の形態で取引されることがほとんどで、売り手と買い手の直接交渉で価格が決定されます。
現在の買取価格は、1キロあたり14000円程度で推移しています。
上記で述べましたように、タンタルはパソコンなどの情報通信機器に用いられることが多いため、2000年以降のIT需要が増加した際に価格が高騰しました。
しかし、IT不況の際は価格が下がったため、価格の停滞も起こりました。
その後、2011年から2012年には価格の高騰が起こっています。
また、2018年には国際タンタル市場が着実に上昇を続けました。
タンタルは、昨年から2018年3月までの価格上昇率が全レアメタルのなかで最大となっています。
需要は増加傾向にあり、供給者も増加しているので、最近の価格上昇率はそれほど大きくなっていません。
まとめ
ここまでで、日本におけるタンタルの需要と取引価格についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
情報通信機器に欠かせないタンタルはこれからも需要が高まりそうですね。
今後もタンタルの需要や取引価格について注目すると面白いかもしれません。
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古物証許可(兵庫県公安委員会:第63110100041号)
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カフェ・レストラン・バー等の飲食店の経営
1940年代 | 個人商店(新崎商店)として、新崎真悟が金属リサイクル事業を開始。 |
2002年 | 新たにレアメタルの取り扱いを開始。現代表 新崎 哲雄が有限会社エスアールシーを設立。 |
2005年 | 事業拡大に伴い、株式会社へ組織変更。 |
2007年 | 新たに貴金属リサイクル事業・地金取り扱いを開始。貴金属事業部:神戸ゴールドバンク発足。 |
2010年 | 超硬リサイクル事業部(超硬ドットコム)サービス開始。 |
2013年 | ニッケルコバルトリサイクル事業部(ニコニコメタル)サービス開始。 事業拡大のため、六甲アイランドに事業用地を取得。六甲アイランドベース開設。 |
2018年 | アンティーク家具・雑貨事業部(Kobe Antique Warehouse)サービス開始。 レアウイスキー、クラフトビール販売サービス開始。 |
2019年 | 歯科金属リサイクル事業部(シカキン)サービス開始。 |
2021年 | 本社を芦屋市公光町へ移転。春からビンテージウイスキー販売事業開始予定 |
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