鉄くずはどれも一緒だと思っていませんか？
実はスクラップは、様々な金属が混ざり合っていることが多いのです。
もちろん種類によっても買取の金額が変わってきます。
そこでこの記事ではスクラップの買取で知っておきたい鉄くずの種類を解説します。

銅スクラップ

実は銅の価値は非常に高く、買取金額も高価になります。
銅はリサイクルすることもできるためその価値は高いのです。
この銅スクラップは電線の芯などに使用されています。
ですのでVA線などをハサミで断裂するとその断面には銅線が見えるかと思います。
この使用用途からも分かるように銅は電気を通しやすい性質を持っています。
この性質のため他にも電子基板、パソコンなど現代の生活を支えるアイテムにも使用されている金属です。

真鍮スクラップ

黄銅とも呼ばれる真鍮は銅と亜鉛の合金です。
この名前はその黄色い色から来ています。
真鍮は主に水道蛇口、バルブ、ナットなどに使用されています。
しかしそういった使用をされている真鍮はその他の金属と組み合わせて使用されていることがほとんどです。
そのためこういった真鍮は込真鍮と呼ばれます。
この込は真鍮以外の金属、異物を含んでいるという意味です。

砲金スクラップ

青銅とも呼ばれる砲金は銅、錫、その他の亜鉛や鉛などの合金です。
砲金のスクラップの定番は水道メーターやバルブです。
こちらも上記の真鍮スクラップ同様に異物を含んでいることも多く、その場合は真鍮同様、込砲金と呼ばれます。

雑線スクラップ

銅スクラップの項目でも言いましたが銅は電気を通しやすい性質を持っているため、被覆線、電線、VA線などに使われることが多いです。
そういった雑線から銅を取り出すのがこの雑線スクラップです。
取り出すわけですので、線をそのまま再利用するわけではありません。
見た目が古かったり、切れていたりしても買取には問題ありません。
一点注意が必要なのは銅線に錫やメッキで加工がしてある場合です。
一見すると一本に見えても加工を剥くと細い線が数本で構成されている場合があります。
このような場合は買取価格が下がる可能性があります。

おわりに

この記事ではスクラップの買い取りで一緒にされがちな鉄くずの種類をご紹介しました。
鉄くずを買取に出すときには今回ご紹介したことを参考にしてみてくださいね。
また今回ご紹介したのは鉄くずの種類のいくつかに過ぎません。
他にもたくさんの種類がございますので、また調べてみてくださいね。