世の中には数々の合金がありますが、その中でも銅鉄合金という言葉を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。
銅も鉄も金属としては一般的な金属ですが、その二つが合わさった合金は中々目にすることがないでしょう。
しかし、実際に存在する銅鉄合金はどのように使われるのでしょうか。
今回は、銅鉄合金の用途や特徴など様々な情報をお伝えします。
なぜ銅鉄合金は少ないのか
銅鉄合金が今までメジャーにならなかった理由として、銅と鉄を合金にするには、相性が悪かったということが挙げられます。
主にその比重の違いから、鉄が3%以上の合金を作ろうとすると、溶解の際に均一に混ぜることが難しく、安定した合金を作れなかったのです。
銅鉄合金の特徴
銅と鉄の合金であるため、その元となる金属の特徴を併せ持っていることが挙げられます。
銅の特徴
・熱伝導性:銅の持っている高い熱伝導性を銅鉄合金も持っています。
合金の元となる銅は鉄の5倍もの熱伝導性を持っており、放熱性にも優れています。
・導電性:電気の通しやすさも銅は優れています。
電気回路の動線にも使われるように、その電気抵抗の少なさから多くの部品に使われています。
また、銅の導電性とその他の金属の耐久性を並存させるために、銅との合金も多く製造されています。
鉄の特徴
・硬さ:鉄はその硬さに特徴があります。
身近な鉄製品も、他の金属に比べて硬いものが多いのではないでしょうか。
銅鉄合金も銅より硬く、導電性が高いという特徴を持つことが分かります。
・磁性:鉄に対して、磁石にくっつく金属としてのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
鉄、コバルト、ニッケルやその合金は強磁性体と呼ばれます。
銅鉄合金の用途
中々生産されることの少ない銅鉄合金ですが、どのような用途があるのでしょうか。
シールド
自動車の部品や、電気回路、医療製品などの機器のシールドに使われます。
主に、その導電性と電磁遮蔽性を生かして、誤作動の少なさを求められる医療機器において効果を発揮します。
他の銅合金の代用
銅の導電性から、多くの合金が作られていることは先ほどお伝えしましたが、合金の中にはその有毒性が問題となっているものも存在しています。
そういった合金の代替素材として使われます。
放熱材
高い熱伝導率から、放熱材の新材料として検討されています。
ワイヤー
高い伝導性、張力を兼ね備えたワイヤーの素材として使われます。
最後に
今回は銅鉄合金についてお伝えしました。
中々見かけることのない銅鉄合金ですが、製造においての困難があったのですね。
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カフェ・レストラン・バー等の飲食店の経営
1940年代 | 個人商店(新崎商店)として、新崎真悟が金属リサイクル事業を開始。 |
2002年 | 新たにレアメタルの取り扱いを開始。現代表 新崎 哲雄が有限会社エスアールシーを設立。 |
2005年 | 事業拡大に伴い、株式会社へ組織変更。 |
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2013年 | ニッケルコバルトリサイクル事業部(ニコニコメタル)サービス開始。 事業拡大のため、六甲アイランドに事業用地を取得。六甲アイランドベース開設。 |
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